はてなUIはUNIX UI?
これは、私がはてなUIに関する話題が面白いなと思って、「はてなUI問題」というタグを作って、その話題を追ってみて感じたこと。
昨日書いたように、私はLinuxを一時期使って挫折している。挫折の理由は後で説明するとして、なぜ、Linuxではなく、UNIXという表現を使うかというと、Linuxを使っているときに、以下の本を読んだことによる(ちなみに、私はAmazonアフィリエイトIDを持ってないので、ここから購入しても、はてなに紹介手数料が入金されるだけ。そもそも、有料オプションを使ってないし。)
- 作者: Mike Gancarz,芳尾桂
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2001/02/01
- メディア: 単行本
- 購入: 40人 クリック: 498回
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なるほど、「はまぞう」は便利だ。mixiでレビューを書くのと同じ感じで検索できるのか。
話を戻して。
で、
総じて、はてなは「『慣れれば分かる』操作系」ですよね。
とあるが、UNIXはまさにそれなんじゃないかと思う。私は、大学1年生のときの春休みにWindowsがクラッシュし、いい機会だと思って、KNOOPIXをHDDにインストールして使っていたことがあるが、最初は、もう、何がなんだかであった。
KDEがあったから、それに頼ればある程度のことはできるのだけど、それ以上のことをして、UNIXという世界に触れてみようとすると、右も左もわからない。FTPクライアントが動かない(結局、KDEのKonquerorを使っていた)、衝突とか依存多すぎ!などなど。
ひたすら成功した設定やらインストール方法などをノートに書きとめる日々が続き、プリンタで印刷できないところまできて、さすがにこれは駄目だと挫折(Redhatに変えたら印刷できたが、黒で印刷できず、これ以上挑戦する気が起こらずやめた)。
もう少し時間をかければ、印刷も出来たんじゃないかと思うが、そのときは時間の制約(レポートを印刷する季節が迫っていた)があって、そこまでは出来なかった。
Windowsの操作系に慣れていたというのも大きい。UNIXでの主要ソフトウェア(エディタとはいわないと思う。あれは。)にEmacsがあるが、その操作系には、さっぱり慣れることが出来なかった。Windowsならば、ctrlキー+英数字キーだけ(つまり、1ストローク)で色々できるのに、なぜ、2ストロークも使わないといけないのか、というところでつまずいてしまった。
それでも、世の中には、UNIXを使いこなしている人達が少なからずいる。彼らはUNIXと向き合うのに時間をかけ、Emacsなどの操作系に慣れている人達だろう。
はてなUIも、やっぱり、時間と慣れというものを要求するUIなのかなという気がしている。
の例にあるように、他のものに慣れていたり、時間がなかったりすると、馴染みにくいUIなのかもしれない。
あと、もうひとつ。「UNIXという考え方」に、「沈黙は金」という話が出てくる。
これはまさに、
で語られている、近藤氏の考え方に一致する。冗長さを嫌い、シンプルさを求めるのが、UNIXの考え方だと、この本では述べられている。この考え方には賛同する部分があるので、Windowsに戻ってからも、意識するようにしている。なおや氏のこの文章からも、初心者に合わせてはてなUIを複雑化させるのではなく、はてなUIのシンプルさを初心者に理解させようという考えが感じられる。