はてな記法について
私がはてなUI問題に興味を持った理由の一番最たるところは、「はてな記法」が気になっていたからだ。
はてなのUIが使いにくいとかいう人は、順応性が低いだけなんじゃないの?:ekken
で、私ははてなブックマークのコメントに、
確かに、はてな記法は便利なところはあるけど、全てが便利というわけじゃないところが問題なんだよなあ。
と書いた。
何が便利じゃないって、やはり、
にもあるように、
改行が簡単に出来ない。
ことに尽きる。私が以前に「YukiWiki記法」に触れたことがないならば(「PukiWiki記法」では「~」で改行できる。)、はっきりいって、はてな記法を投げ出していた可能性はなくはない。
逆に便利だと思うのは、「見出し記法」。なぜ、便利と思ったかというと・・・。
「*」一文字でPermalink付きの見出しが作成される点。
これは、最近(それ以前にも)、自分のPCにためている日記をHTML化しようと思って(別に公開しようとかそういうわけじゃなくて、あのときもこの話題取り上げたよなあと思ったときに、手軽にリンクを張って参照したいから。)それにWEB日記システムを使うのはどうか、と色々探していた*1ときに、それらがサポートしている独自記法と比較して感じたこと。以下に、詳しく書いておく。
探していたWEB日記システムの条件としては次の2つ。
- 無駄なインターフェースはいらない(HTML変換エンジンさえあれば良い)
候補として残ったのは、「http://yamaya-web.hp.infoseek.co.jp/nsmm/」と「GNS v2.20」。どちらもmawk(GNSは他にnkfが必要)で、動くということで。
「はてな記法」では、見出しをつけようとするときに、「*」で済むのに対し、nsmmでサポートしている「hnf記法」では、「NEW」と書かなくてはならず、GNSの記法では「@title」と書かねばならない。どちらも採用するのをためらうほど面倒な記法というわけではないけれど、やはり、はてな記法の「見出し記法」を知ったときは衝撃的だった。
理想としては、nsmmの作者のやまや氏やGNS(現在の最新版はPerlで動き、v4.1.2。)の作者のGORRY氏のように、自分にあった日記システムを作るべきなのだろう*2。
しかし、今はそのような技術力もない。この日記は、そのような技術力をつけることを目指しつつ、ネット巡回中に見つけた面白そうな話題に対してブックマークでは収まりきらないコメントや、関連リンクをメモしていく場にしたいと思っている。北海道出身者の私には、「はうン」遺伝子があるんじゃないかと思ってしまうのは、単なる思い込みだろうなあと思いつつ。
まあ、崖っぷち文系大学生なので、ひっそりと。しかし、着実に。
明日注目されようとかは思わない。「はてブ」の人気エントリーなど一瞬で移り変わる。
明日よりも遠い未来の誰かと自分のために。偉大な個人ニュースサイト管理人の言葉を借りるなら、
どんなに些細な事でもいい
どんなにくだらない事でもいい
貴方が心動かされた事を貴方の言葉で記し
貴方の手で次の世代に残しなさい
の精神で。
明日から通常更新で。少し力を入れすぎている気がする。
*1:どんなWEB日記システムがある(あった)かはhttp://kohgushi.fastwave.gr.jp/aboutdiary/を参照。ただし、これからWEBで日記・ブログを始めたい人はARTIFACT −人工事実− | Weblog/blog/ブログ ツールリストを見た方が良い。
*2:とりあえず、ローカルPC内では、「GNS v2.20」を使うつもりでいる。「nsmm」は「awk」を覚えたときの参考用に(やはりhns記法よりはGNSの記法の方がそれなりに楽かなあと思ったしだい。)