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DekiScript のメモ(基本、結合演算子、変数スコープ)

MDC の Wiki システムである DekiWiki で利用できる DekiScript のメモです。Javacript っぽくもあり、やや違う部分もあるので、その辺りに特化したメモとなっています。なお、シンタックスハイライトには JavaScript を指定しています。
とりあえず Hello, World。特殊な部分を説明するために、多少凝ってますが。

{{
var x = "Hello";
var y = "Hello";
if(true) {
    var x = "World!";
    let y = "World!";
}
x .. ", " .. y; /* => Hello, World! */
}}

以下、このコードから DekiScript の基本を解説します。

DekiScript の範囲

開き波かっこ 2 つ({{)と閉じ波かっこ 2 つ(}})で囲んだ部分になります。

文の区切り

文の区切りはセミコロン(;)です。必須ではありませんが、html 内にワンライナーで記述することが多いことを考えるとつけるべきでしょう。

コメント

コメントは /* と */ で囲んだ部分となります。// 以降もコメントになります(アンドキュメント)が、html 内にワンライナーで記述するときには最後にしか使えません。

文字列の結合

文字列の結合には ドット 2 つ(..) を用います。+ でも & でも、, でもないことに注意してください。

真偽値リテラル

true と false は真偽値リテラルとして用いられます。

変数宣言

変数宣言には var 文を用います。サンプルを見るとわかりますが、有効スコープはブロックスコープとなります。
let 文を用いることで、ブロックスコープを超えた代入操作が可能になります。

今回のポイント

結合演算子と変数スコープが JavaScript とは異なる点です。ここを押さえることが DekiScript を理解するための第一歩だと思います。