MDN Demo Studio のローカライズが可能に
MDC 日本語版 ML への私の投稿
MDN Demo Studio というサイトは、Web 開発者が HTML、CSS、JavaScript の Web 技術で動くデモを投稿できるサイトです。そのローカライズ受付が告知され、日本語は shimono さんによってローカライズの申請が行われ、mar さんと私も、少しづつ訳し始めています。
Mozilla Verbatim の翻訳ページ
MDN Demo Studio の他にも、Mozilla Verbatim の日本語プロジェクトには、他にもローカライズ可能なプロジェクトがあります。
(最近、AMO こと Addons Mozilla のゲージがほぼ真っ赤になり、未翻訳文字列が増えているようです)
Mozilla Verbatim の日本語ローカライズプロジェクト一覧ページ
Firefox のために何かやってみたい人、OSS コミュニティへの貢献に興味がある人など、Firefox メジャーリリース前後は貢献の絶好の機会ですので、ぜひ取り組んでみてはどうでしょうか。興味とやる気のある方の参加をお待ちしています。
Sphinx翻訳ハッカソン(2011/2/12) に参加しました
Sphinx翻訳ハッカソン(2011/2/12)
Python 系イベントは初めての参加で、かつ、Sphinx を利用した翻訳をするわけでもなく、かなりアウェーだったのですが、MDC のIntroduction to HTML5 を翻訳し、Sections and outlines of an HTML5 document を少しだけ翻訳しました。
前者は簡単な HTML5 の紹介、後者は HTML5 で導入されるセクション系要素を解説した記事です。以下、イベントに参加した感想などを。
Sphinx は Python 製のドキュメント作成ツールだということは知っていたのですが、実際触ったことはなく、午前中のハンズオンで初めて試してみました。
Mozilla でのドキュメントでの利用は私は知らない(Jetpack SDK が Python が使われていますが、そのドキュメントは markdown 形式です)ので、Mozilla 関連の翻訳で使うことはなさそうですが、個人的にドキュメントを作るのには便利かもしれないと思いました。
階層的にドキュメントを作っていけることが一般的な Wiki とは違う特徴だそうで、そういうドキュメントを作る用途に特に便利かもしれません。
他にも、参加者有志によるプレゼンが行われ、Python で作られたものにも色々なものがあることがわかり、非常に面白かったです。以下に紹介されたものを列挙(順不同)。
それぞれ、ダイアログ図とシーケンス図をテキストソースから Web 上でインタラクティブに作成できるツール。色々出来てすごいです。
コマンドライン、あるいは、Vim から使える、Web 翻訳 API を使って文字列の翻訳を行うことができるツール。プレゼンではしゃべらせるということもやっていました。
海外製のノベル作成ツール。Python ライクにスクリプトが書けるのが売りで、それなりに高機能っぽいです。
S6 のプレゼンページを Sphinx で作ることができる Sphinx 拡張。手軽にプレゼンスライドを作ることができて便利だと思います(S6 の特性上、スライド 1 枚毎に印刷するということはできません)。
主催された Sphinx-Users.jp のみなさん、そして、参加者のみなさん、お疲れ様でした、そして、ありがとうございました。
Fiefox 4 for developers を更新
Firefox 4 for developers - MDC
去年の 11 月から更新していませんでしたが、現在の英語版の最新版をすべて反映させました。
今回の更新作業で気になったものを 2 つ。
IndexedDB が消えていますが、Hacks ブログの Firefox beta 9 の機能紹介記事でも説明されているように、ドキュメントが最新の実装に追いついていないとのことで、更新された後に、再び追加されるはずです。
また、DOM の変更点から「document.height と document.width は削除」という項目が削除されていますが、これは Firefox 4 では撤回されて、次バージョンでもまずは警告からということになっています(該当バグ)。
MDN のローカライズを完了
https://localize.mozilla.org/ja/mdn/
すべての文字列を訳して、進捗率を 100 % にしました。詳細は、開始時の記事を参照してください。
現在、stage サーバでテストが行なわれていますが、いつローカライズの結果が反映されるかは不明です。
2010 年最後の更新
毎年続けているエントリかと思ったら、2 年ぶりでした。去年も実家に戻っていましたが、社会人 1 年目だったりで、あまり余力がなかったのかもしれません。
今年の個人的な Web 上での出来事では、Mozilla Developer Center が Mozilla Developer Network に吸収されたのが一番大きな出来事だったと思います。Mozilla.com が今後どのように技術系ドキュメントとそのローカライゼーションを扱っていくのかというのは来年に続く私の関心事です。
個人的活動では、社会人になるとなかなか時間や気力が無くなりがちだということを感じた一年でした。また、MDC-ja 通信の発行を今年から始めたのですが、途中、忙しさとマンネリ感に嫌気を指した時期がありつつも、毎月発行することで、MDC の動きを整理し続けることができたので、個人的には有意義だったと思います。
今年も、Web 内外を通して色々な方にお世話になりました。ありがとうございます。みなさん良いお年を。来年もよろしくお願いします。
MDC skin の追加文字列をコミット
dev-l10n-web ML に流れたリソース文字列追加の投稿 を受けた更新です。
shimono さんが翻訳してくれたものをメールで受け取って、svn.mozilla.org にある resources.custom.ja.txt にコミットしました。
それに加えて、セミコロンの前に句点はいらないとの指摘を mar さんから受け、その修正もコミットしました。
詳細は、viewvc によるコミットログページを参照してください。
2010-12-28 11:50 頃追記
バグが登録されたので、URL を挙げておきます。
Bug 621537 - Update ja "resources.custom.ja.txt" file